Yuuka - ( 幽火 )
Romaji
命よ灯せよ通せよ
僕は妖だ
眠り村が忍べば
内緒の遊び
踊れ九つの幽火
期が迫る
災禍に代わる饗応で
あいつを喰わせりゃ豊作だ
神秘に縋る滑稽な彷徨人
開花を待ってる銀山で
薬が出来れば大聖だ
来るはずのない朝焼け
だって愛と呼ぶよ
命たちが集まって
君に火を渡すよ
待って会いに行くよ
君を守る力
なのに僕は妖だ
黒く輝く炎は
二人の秘密
逃げろ九つの幽火
期が迫る
「あいつはきっと銀山だ」
「鬱陶しいあの少年は殺せ」
「見つからないから大丈夫」
首を振るのは
「みんなのためだよ」
だって愛と呼ぶよ
命たちが集まって
君を連れ去ろうと
待って僕が行くよ
ただ尻尾の生えたこの僕に
人間の笑みをくれたから
突き落とされた刹那
もう一人飛び降りた
ただ僕に叫んでる
ただ君だった
もう化け物でもいい
此の子を助けなくちゃ
花を摘んでくれてた
紛い者でも
だって愛が無けりゃ
幸福も無色透明
それは幽かな火だ
待って僕と行こう
翼の生えたこの僕に
掴まった手ねえ
だから僕は妖だ
命よ灯せよ通せよ
「君も妖だ」