Uyuni no Sora e - ( ウユニの空へ )
Romaji
空になってしまった頭の中
ベランダ越しに見えた校庭の水溜まり
解けない数式や誤解の解き方を僕らは知らない
「昨日まで置いてけぼりだったんだ」
そう言った少年は手にナイフを握って
この痛みを忘れぬようにそっと手を離した
きっとまだ帰り道の途中で雨上がりを祈ってるよ
溺れそうな過去に浸るのは濡れたその手を愛しく思うから
嫌いだった雨の日、忘れた傘
ずぶ濡れになった靴は君の傘の下
忘れたい思いほど心を掴むから
その度触れるのさ
痛むかい
きっとまだ帰り道の途中で雨上がりを祈ってるよ
溺れそうな過去に浸るのさ
今でも君を思い出すよ
まだ帰り道の途中だ
君の声は聞こえてるよ
剥がれそうな過去の連なりを
繋げたままで
雨に濡れたままで
晴れた空へ還すよ