Meirou, Toru ni Taranakute - ( 迷妄、取るに足らなくて )
Romaji
虚ろでありたかった
搾取は繰り広げられ 見せしめの公開処刑会
娯楽と奴らは称すけど 面白さがわからない
誰かを弄ることでしか自己を示せないなんて
知性の欠片も無いのね 御山のスペシャリスト
なんてくだらない人ばかり
太宰に目を落とし溜息
ワタシも含めて滅んでしまえばいい
誰かのこと 気にするほどこの心に空き場所はないの
なのに どうしてその境目に偽善は潜り込むのか
許せないなら 救えないなら 感情など知りたくなかった
チャイムの音 打ち切り合図
ワタシより鐘の音がヒーローでした
モラルを嘯くは教師 その口で弱者を貶して
強者には媚び諂う 畜生のモラリスト
なんて下劣な大人達
我が身が何より可愛らしい
ワタシがお前らと似てることが憎らしい
誰かのこと 見下せるほどこの心は清らかじゃないの
我がふりすら直せないのに 人のふりばかり気にして
俗はどっちだ? 下卑はどっちだ? つまるところは同族だった
チャイムの音 憎らしい顔
鏡で写し出されたワタシでした
なんてつまらない世の中に
産まれ堕ちてしまったんだろな
ワタシは運命に躾けられた奴隷
誰かのこと 誰かのことってそれ以外考えはないの?
たかが知れた量産型が比較など烏滸がましいや
自分のこと 己のことすら何も分からないくせに
嘲笑い声 耳鳴りがした
そうしてふり出しへと戻るのでした
もどるのでした