Glass no Mahou - ( 硝子の魔法 )
Romaji
硝子によく似た日々は呆気なく過ぎてく
触れれば壊れてしまいそうで
何も言えないままでいた
空に浮かんでいる赤いスポットライトは
照らされた頬を染めている
二人の隙間を埋める様に
振り翳した鉛の様な正義では救えやしないな
溢れ出す涙を前に僕はいつも無力だ
いつか君の生きる日々が光り溢れたら
魔法の仕業だと手を取り合い笑うだろう
かけがえのないものが
今はまだわからないんだ
失って気付くのなら
出会えたことすらも忘れてしまいたい
硝子を持っていた
それぞれの形で
皆それを守っていた
罅割れることのないように抱き締めた
暮れた空に浮かんだ夕焼けへと
願うこの綻びを燃やしてくれ
いつか永い眠りに就く
すべてを忘れていく
それでも日々を繋いでいられるか
君と生きる日々が僕を生かしていた
行方も知らぬまま二人は歩いて行くんだろう
かげがえのないものが
今はまだわからないんだ
硝子の中に隠した思いを言えずとも
その手を繋いで