Finger Magic
Romaji
まるでそれは魔法のよう
体に染み入て
名も知れない男と白黒の羅列
人だかり背負った魔法使いに
街も静かなあの娘も踊り出し
「憧れ」に酷く似た呪いと
僕だけを残して何処か知らない場所へ消えた
ほら、ほら!
踊って見せてくれよ!
まるであの日みたいにさ
まだ誰も知らずとも歌う
来るべきその日まで!
誰も彼も消えたこの街に一人きり
いや、僕の方が消えちまったとも言える街で
魔法の真似事繰り返す僕はハーメルンの子供たちみたいだ
人々を見返す光を見た気がして
あの娘を笑わせる事ができる気がして
僕に出来るたった一つである気がして
来る日も、来る日も
ほら、ほら!
笑って見せてくれよ!
あの日みたいにさ!
まだ誰も聞かずとも歌う
来るべきその日まで!