Azami - ( アザミ )
Romaji
飲み込んだその言葉は
きっと誰より僕を知っているんだ
意地張って間違うのが怖いから
何回も願ってた特別になりたい
憂鬱な芝居振りまいたって今日も代わりやしないのに
後悔が昨日までに支払った税なら
希望の1つまたは2つ
そのくらいは返してくれよ
無表情な時間に少しの期待をして
そろそろ返されるはずと心に居場所をぽっかり空けて待つんだよ
忘れたくて忘れたくて嫌い続けた日々も
今の僕に何かしらの幸せをくれたんだろう
独りじゃなく1人になる
瞳で今を見たいから
音がなくたって歌っていたいんだよ
千切れそうなほど
限られた無限の命が僕にそう言うんだよ
正論に穴を開けて本能を突き刺したら
損得勘定もないよ
剥き出したありのまま
本当の事なんて幾らでも嘘になった
そうやって期待すんだ
裏切りも慣れてしまったから
有限の時間に突き放されぬように
昨日の影を追いかけて抜かした
紛れもない僕はここにいる
暮れる日々がまた明日と
弱りかけた僕に言う
だから今日はさようならと
敢えて置き去りにした
わざとらしく笑みをこぼす
何者でもないけど
弱いままだって歌っていたんだよ
紛らわしてもう一度
喜びが増えるこの頃だ
無駄に時間だけ過ぎたわけじゃないんだね
溢れ出した涙の仕舞い方を忘れたんだ
どうなっていたんだろう
もしもって憂いて仕方ない
忘れたくて忘れたくて嫌い続けた日々の
曇り空を剥がして見た、悶えもぬけおちてゆく
忘れたくて忘れたくて嫌い続けた日々も
今の僕に忘れられない幸せをくれたんだろう
例えたら僕の胸はあざみ
だけど絶景の前
ほんの少し目を垂れて
沈んでもいいかな
枯れた音が静かに寄り添う夜は