Shuyu no Shima feat. punipunidenki - ( 須臾の島 feat. ぷにぷに電機 )
Romaji
宵は気紛れ
泡沫の夢ばかりを詠んで
ひとは靡いて
仮初を囲んでは踊った
隠して その祈りは
届かぬように
君の燃ゆる手
悠遠に捧げる眼差しが
あれは欲しくて
彼方へと誘いをことづく
打ち寄すその痛みで 目醒めるとき
うつろに重なって
波に盗られるまえに
影を落とし君を愛す月など 壊して
須臾の島よ 声を抱いて
現の両手が微睡むまで
そして暁
色褪せて縺れる陽炎を
傷は乾けば
花の香を残して解くように
刻み込んで わたしを
呪いみたいに
渦まき連れてゆく
二度と戻れぬ場所へ
あの果実が舌を染めて 孤独が芽吹いた
空の船はゆりゆられて
軌跡を運ぶわ
枯れることもない音色が しるべを灯して
須臾の島よ いまは哭いて
わたしを焦がして
ただ見送る その旅路を
雫が海へ還る日まで