Juunigatsu no Semi [December Cicada] - ( 12月の蝉 )
Romaji
思い出すのはいつも 花に香るさよならと
夏蝉が過ぎさる 夕暮れ時だ
今日はそれによく似た 香りが立つ夏風に
揺られては 1人言葉を描いている。
小さな頃に見ていた もっと確かな景色だ
花咲く町 俯むくその横顔
黄昏時に君と歩く 思い出の中で息をする
あの日ただ
僕を許した花言葉を今でも思い出すんだ
真実は小説より奇だ
それなら僕の物語は
何処へいく 遅れた世界を生きてる。
それだけで
忘れてくのはいつも 本当は大事な事で
それすらも分からず僕ら生きてる。
哲学の見解も 押し付けた答えだから
残すのは擁護してくれる何かだ。
大人になって浮遊した あかしあ台を歩いた
たたずむ家 見上げたその横顔
誰そ彼に消え惑うことで
言葉が生まれていくのなら
あの日ただ僕を留めた花言葉の
意味を感じられるんだ。
いつか全てを書き終えたら
君を擁護する言葉だけ 描きたい
僕は何もいらないから それだけで
生きる術があるとするのなら
正当することだけが全て
思い出を不当に捉えたのなら
12月に息をする蝉のようだな
黄昏時に何を描く 思い出の中で息をした
あの日ただ君を映した花言葉を僕が肯定するんだ
言葉には形があること
思い一つで変えられると
今もただ その意味だけを探してる
それだけで