Coelacanth - ( シーラカンス )

Coelacanth - JP Romaji Lyrics

Artist: seiza

Lyricist: seiza

Composer: seiza




Romaji

息継ぎすらも諦めて

重くなる水圧は鱗のよう

叶わない未来の眩しさも

届かないほどの闇に沈んでいく

寄せては返す波のような

悲しみの満ち引きに揺られている

深い海の底まで潜って初めて

微かに聞こえたシーラカンスの鼻歌が

間違えた正しさの尾を引いて

捻くれた心を気にも留めず

流れていた

何万マイル沈んだのだろう

潜水艇の発条は壊れたまま

記憶を喰らい膨らんだ

この自己嫌悪も泡と弾けたなら

嵐のような苦しみも

厭わず泳いできたはずなのに

暗い海の底から見上げた水面

再び聞こえたシーラカンスの鼻歌が

降り頻る涙の雨粒を

残らず掬うように

ひとつひとつ紡いでいく

差し込む光のメロディ