Button - ( ボタン )

Romaji

白い雪が降り積もる街で
冷たい手を握って僕らは笑った
七分咲きの桜の華は
「ありがとう」と「さよなら」を告げた
目を背ける仕草ですら愛しくて
君を抱き締めたい
僕らがただあの日描いた夢が
粉々になって壊れてしまったら
Hello, Good Night
独りの夜はただ寂しがって
ねえ、本当は君を愛しているよ
Hello, Good Night
まだ　やだ　だめ
線香花火が落ちる瞬間
真っ暗で果てしの無い未来に気付いた
十五夜の月　遠い君を照らして
薄明かり頼りに
僕はいつまでもここにいるから
僕らが見つめ合った日々の事
いつか薄れて行ってしまうんだろう
Hello, Good Night
ただ互いに歳を重ねたって
ねえ、本当にずっと愛は残るの
Hello, Good Night
まだ　やだ　だめ
白い雪に染まったあの街に
大切なものがありますように
君にあげた僕の最後のボタン
それぞれの中に残した願いよ
Hello, Good Night
季節が巡り　僕ら枯れたって
そしたら　やがて共に愛を知るだろう
Hello, Good Night
失ってから初めて気付くもの
僕らが二度と取り戻せないもの
それでも新しい朝はやって来るんだろう
最後のボタンを留めた瞬間
心臓から溢れ出した感情が
僕を追い越して行く
季節を追い越して行く
Hello, Good Night