wear
Romaji
ただいつも傍にあるもの
手離して存在を知る
散らかったまんまの服と
みすぼらしくなった自分と
破れて痛んだ 僕の脆い心を
そっと縫い付けて
君をずっとwear 身に纏って
真っ直ぐな道を 曲がって行く
どれだけ服を脱いでも
脱げやしない記憶を
誰かが“未練”と呼んでも
僕はずっとwear 耳すまして
追いかけるよ 君の鼻歌を
いつか別の上着を
羽織る その時が来ても
君を着て 僕を生きてゆく
生きてゆく
またいつか 会えたらいいな
強がって そう呟いた
会いたくて しょうがなかった
毎日をそう過ごしていた
ほつれて離れた 君と僕の心を
どうか縫い付けて
君をずっとwear 身に纏って
真っ暗な道を 目を閉じ行く
季節が巡って行っても
色褪せない記憶を
誰もが“未練”と呼んでも
僕はずっとwear 耳すまして
追いかけるよ 君の口癖を
いつか別の上着を
羽織る その時が来ても
君を着て 僕は生きてゆく