Reien - ( 黎炎 )

Romaji

何もかも失って立ち尽くして
盲いる鼓動　惑わされてくだけ
奪われた自尊心は　終焉を望む
自問自答を　繰り返すだけ
半端に呼吸を吐くだけなら
生きる糧　疑う闇に絆されてゆく
自分自身を　愛して良いさ
認めたいから
叫べ　存在を　その証を
向き合えぬまま　怯えていたけど
胸を焦がす煇　追い求めて
唯、自分らしく在れと　強く願って
どれ程の渇望を重ねても未だ
望むだけでは成れる筈もなくて
考え抜く先に匙を投げれば
夢は虚に　融解てゆくだけさ
いくら足掻き続けても
認められる訳じゃなくて
「こんな自分じゃ」
必要とされる訳が無くて
何度も言い聞かせては
溢れ出した醜い感情に
飲み込まれてしまう
苦悩も痛みも後悔も不安も孤独も
全てを受け入れて強く成れたなら
無意味な事は　何一つ無い
限られた　現実を　唯、「生きろ」
剥がれて縺れてゆく
自己防衛の羅列
誰も知らないままに
屠られる明日を
誰彼構わず拒んでは
正論なんて錆び付いて朽ちた
真赫く塗れた　此の手で掴む
譲れないから
叫べ　　存在を　その証を
向き合ぬまま　怯えていたけど
捉え　瞳に煇を
唯、自分らしく在れと　強く願って