Koi [Love] - ( 恋 )
Romaji
咲いた花の名とか
ほんとはちっとも興味ないや
お惚けばっかりのあなたは
訊かれてちょっと嬉しそうで
それでもやっぱり揺らぐのは
心が何処か寂しいから
お惚けばっかりのあなたに
いつかわかってもらいたいな
いつかわかってもらえるかな
蒔いた種は仄か
光をそっと孕んで泣いた
産声だった筈のそれは
まるで構ってもらえなくて
だから私はいつも見ていた
嫌われたって仕方がないと
諦め切った目で見つめた
私もそうなら耐えられない
閑散な夜明けの星は
蘭々と輝いてくれない
天上のお日様だけが
この惨めな心を照らすのだ
恋焦がれて最後には
いたずらと本音が交わって
痛くはないけどさ
なんだか笑えないな
花の匂いがした
鼻先をつついて微笑んだ
その手を繋ぐのは 私でいいのかな
散々な帰路の侘しさ
高架下歩みを早めると
待っている君がくしゃみした
その間抜けた笑顔が浮かぶのだ
この気持ちはなんだろうな
いつまでも何かが波打って
落ち着かないままで
泣き出しそうになる
誤魔化したいのかな
あの日から少し苦しくて
あなたでいた日々が
君にわかるのかな
恋焦がれて最後には
いたずらと本音が交わって
痛くはないけどさ
なんだか笑えないな
花の匂いがした
鼻先をつついて微笑んだ
その手を繋ぐのは
私でいいのかなって
脆く弱い罅が
ふとした拍子に崩れ去って
間に合わないままで
終わりが来る前に
顰み笑ってきた
あなたとの日々を想い泣き出して
「もう嫌い 出てって」とか
言えたらいいのかな