Kimikagesou - ( 君影草 )
Romaji
静かに 鳴く風
広がる 野原で
緑に 埋もれて
連なる 花の名
君影草と
そっとあなたは
俯きながら
鈴の音の声
ああ人生は
美しいと
そう教えてくれた人
光を受け
咲いていよう
悠久の時 その中の
一瞬だとしても
涙の しずくで
育った 花のよう
果てない世界
その片隅で
寄り添い集う
やさしい縁(えにし)
ああ人生は
時に哀しい
触れた指は離れて
またひとりの
夜が降りる
思い出という 忘れ物
胸の奥 仕舞って
生きることは
なおも愛しい
そう今ならわかるから
ああ人生は
唯 美しい
悠久の時 その中で
重なる 煌めきを