dry flower

dry flower - JP Romaji Lyrics

Artist: Oisicle Melonpan

Lyricist: Nakashima

Composer: Nakashima




Romaji

充分寝た

もうサイレンが

空っぽな五時を迎えに来た

僕を溶かしたバター

塗りたくったこの部屋

戦争映画鳴らす隣人

目眩を打った銃声

煮える残暑の刹那

世界の終わりみたいな赤

寂しくなったら

きっとそれすらはしたない

あなたを待っても

ずっと遠い日の花火なのでしょう

染まり続ける翠の扇動に

疲れ果てても

まだあなたの横顔は美しい

この想いはまるで

散らずに枯れた紫陽花のようだ

死期を待つ約束だけが僕を歩かせる

次の季節へ

戦争映画は鳴き止んでいた

塩素の匂いは

空白を塗りつぶしてくれた

秒針の怒鳴り声もさ

いつからか愛おしく思えていた

戦争映画は鳴き止んでいた

静寂の中

浮かぶ船の帆は靡かない

思い出にすらなれない夏は

永遠になった

誄歌のようなヒグラシの声に眠る

寂しくなったら

きっとそれすらはしたない

あなたを待っても

ずっと遠い日の花火なのでしょう