Daeki no Kaitou [The Spit Thief] - ( 唾液の怪盗 )
Romaji
犯行は午前0時を回り
然し煌々と照らす照明の真下で
存在の総てを確かめたい
闇で紛らわせはしない
灯りは消さない
吐息を溜めた喉の奥には嬌声が待ち構えている
ディープキスで始まるドラマはこれ迄の生を曝け出して廻る
そして肌色に鼓動を埋め込んだ
ディープキスで始まるドラマのシナリオは略奪から始まるのさ
お前の唾液を舌が盗むんだ
溺れるような時間
今だけの傲慢
偽りのない本能
何よりも今 純情
声音は無様にも甲高く
だがそれ以外は最早許される筈もなく
生来の感覚に逆らうな
お前の本性は醜くも華麗だ
吐息で焦らす薄桃色の先に秘密がある
目眩まで受け入れる夜だ
劣情め
さては狂いきるつもりか
翻弄は全て確信の上か
正体が露悪する夜だ
鼻白むほどに滑稽な姿
だがこれ以上に唆るものなどない
ディープキスで始まるドラマはこれ迄の生を曝け出して廻る
そして肌色に鼓動を埋め込んだ
ディープキスで始まるドラマのシナリオは略奪から始まるのさ
お前の唾液を舌が盗むんだ
これ迄の生を恥ずかしげもなく顕にするほど鼓動を埋め込んだ
溺れるような時間
今だけの傲慢
偽りのない本能
何よりも今 純情
息が溶け合う時間
今だけの共感
求め合えれば本望
何よりも今 純情