Christmas no Hanashi [The Story of Christmas] - ( クリスマスの話 )
Romaji
今からするお話はね 君の私の お母さんのこと
一緒に住んでても 住んでなくても
クリスマスを指折り数える お母さんのこと
お母さんが小さかった頃
君と同じようにサンタさんを待って
背伸びしてのぞいた冷蔵庫の奥
見つけちゃった小さな白い箱 気づかないふりして
てっぺんには
ダンボールの星をのせた 小さなクリスマスツリー
絵本で見たのとは違ったけれど
テーブルには おすしといちごのケーキ
決めたんだって
お母さんは いつの日かお母さんになったら
今日と同じような Happy Christmas
家族をつくりたいって
君がお腹に宿った冬は
張りつめた空 瞬く星に
君が元気で産まれてくること
それ以外に 願うことなんて何一つなくて
手を繋いで歩いた商店街 光をまとって揺れていた
雪を蹴り上げて 駆け出してく
小さな背中が まるで昨日のことのよう
決めたんだって
お母さんは いつの日かおばあちゃんになっても
君を胸に抱いた Happy Christmas
あの日を忘れないって
君が今年は帰って来るかと
押入れの箱 ホコリを払って
嬉しそうにツリーを眺めては
クリスマスを指折り数えて 今日も待ってる
ねぇ聞いて
お母さんが何よりも悲しいことは
もらえなくなることじゃなく
いつか あげられなくなることだから
そう言ってお母さんは
テーブルにおすしといちごのケーキを並べるの
Happy Christmas 家族をつなげる星