Amadare ni Tokeru - ( 雨垂れに溶ける )
Romaji
降り注ぐ透明な一つ落として
拭いきれない痕 浸された頬辿った
気取られないよう溢す息を止めて
暖かい時間だけを
手繰り寄せても流れる
優しさが本音を歪めるなら
柔らかな今でさえ傷つけてしまう
この手では 繋ぐ事も痛みに変わった
悲しみにまた攫われていく
有形の感情を
満たす透明な結末を
終わる事を分かっていて
それでも何かを掴もうと足掻く
最後の一瞬はまるで水泡のよう
そこで溶けて無くなった残照を
優しさが本音を歪めるなら
柔らかな今でさえ傷つけてしまう
この手では 繋ぐ事も痛みに変わった
悲しみが熱を奪う
忘れて欲しいと願いながら
今も果たせない約束に縋る
記憶を焦がし 色褪せた言葉も留めるなら
一度きりの最後を待ち続けた
もう終わりだと信じているから
一度きりの最後を待ち続けた
いつかの痛みも
いつかの苦しみも
最後には全て忘れて